神宮クリテ

どうも!Fuminです。
今週は最高気温が20℃を越える日もあるようで、春がすぐそこまで近づいてきているのを感じます。

先週末は明治神宮外苑クリテリウムに出場してきました!
昨年はグループ1で13位を獲得しクラス2選手最上位でのクラス1昇格を決めたレースでもあるので、思い出も思い入れも十分。今回はその神宮クリテのレポートです!
神宮クリテ with 新車 Photo:玉子丼さん

レース前のあれこれ

開催されたのが東日本大震災の発生した3月11日ということで、開会式では黙祷が捧げられました。7年前の震災発生時、私はロード練の最中でした。丁度信号で止まっていたところだったので大事には至りませんでしたが、人生で一度も経験したことがなかった大きな揺れに、ビビりを通り越してあっけに取られていたのを良く覚えています。

時が経つのは案外早いものであれから7年が経ちましたが、今も特に変わりなく自転車を続けられているというのはとても幸せなことなのかもしれません。


開会式の後は慌ただしく準備をしてウォームアップライドへ。今年は工事でコースの一部区間がかなり変わっており、ちょっと危険だという話だったのでしっかり試走を行いました。試走中は後輩に老害を発揮しながらアドバイスをしたりなんだり。
老害と老害に付き合わされる後輩の図。Photo:部のどなたか

試走を終えたあとはグループ3のサポートと応援をしていました。今年はホームストレートのピットで待機していたので、レースの状況と結果が直ぐに分かって面白かったです。

後輩二人が表彰台に乗っていて一安心。というか素晴らしい。同期も脚はあるので、練習が~~とかいうよりは何かレースでキッカケを掴めれば一気に結果が付いてくると思うんだよなぁ。


私のチームにはグループ2に出場する選手はいなかったので、グループ3が終わった後はのんびり準備をしていました。こうして文字にしてみると余裕そうですが、実際の私は極度の緊張で色々とやられていました。良くわからないけどインカレとかよりも嫌な緊張の仕方をしていた…。

いつにも増して手厚いサポートをして頂いたので、特に問題もなくアップやら検車やらを終えました。この時点での脚の感触は結構良い感じ。皆さん本当にありがとうございました。

【レース】グループ1

定刻通りにスタート。なんやかんやで最後列スタートになってしまったが、正直後ろでもいいやと思っていたので特に焦りは無し。

気持ちもいい感じにノッていたので、無理しない程度に踏んで上手いこと位置を上げていく。数周かけて集団前方へ。ちょいちょい発生する落車におぉ…と思いながらも、私は特に危ない場面は無し。
前で展開してる様を捉えた貴重な写真。Photo:玉子丼さん

5周目前後の工事区間にて大き目の落車が発生したタイミングで、逃げ集団が形成されてしまった。流石にタイミングが早すぎるしこれがゴールまで続くわけが無いだろ~と決めつけてしまっていたが、結果としてこれが勝ち逃げに。

今回の場合、前で展開し続けて上手く逃げに乗るか、集団をしっかり引いて逃げとのタイム差を絶対捕まえられる範疇にコントロールする必要があった。しかし、集団をコントロールするチーム力も、牽引に加わる脚も、ましてやブリッジする脚も無かったので、そこら辺を強豪チームに託していた私はこの逃げが決まったことに関して何も言えないし何か言う資格もない。弱い中単騎でゴールスプリントを狙うってのはそういうことだと思う。
キツかったんだろうけど表情() Photo:岡元さん

逃げとのタイムギャップが20秒を越えた時点で、早々と狙いをメイン集団でのゴールスプリントに切り替えた。当時の私に出来ることはそれしかなかった。無理せず集団内に居よう…と考えていたのだが、それでも半分を過ぎてちょっとキツくなってきたあたりから気持ちが切れ始めてしまった。

そんな中で逃げを追う追わないでのペースの上下動に晒されてしまったので、一気に脚と心が削られる。付いていくだけで死にそう…!というほどではないが、ここからレースに対して加われるような力はどこにもなかった。思い返してみると、逃げは捨ててゴール勝負一本にする!という積極的な意味での集団待機から、守りに入った消極的な意味の集団待機になっていたなぁと。

そんな心ではゴールスプリントに加われるわけもなく、ずぶずぶのままフィニッシュ。27位。
ダメダメなゴール…。申し訳ない……。 Photo:部のどなたか

総括

十分な気合いと調子の良さを引っ提げて挑んだ2回目の神宮クリテでしたが、今回は課題と悔いの残る結果となってしまいました。

フィジカル面での改善点は挙げ始めたらキリがないので割愛させて頂きます。能力なんていくらあっても困らないしね。一応一言添えておくなら、超高強度インターバルへの対応力がまだまだだった。
調子も良く準備も万全であったので、もう「今年の俺は弱かった」としか言いようがありません。めげずにやっていくしかない。

データから振り返ってみると、レース全体を通じてのインターバルインテンシティは90止まりであったので、もう少し踏めただろ…という思いが奥の方でチラついています。まあクリテはアベレージとNPの値が離れやすいので、インターバルインテンシティだけで強度を語ることは出来ないけど。


今回のレースで良かった点を挙げるならば、新車のROLLINGSTONEで初めてまともなレースをすることが出来たことでしょうか。割と珍しくて尚且つ目に付くデザインをしているので、会う人会う人に「ROLLINGSTONEどう?」と聞かれますが、本当に良いフレームです!

これだけ走るフレーム(しかもしっかりUCI認定)が8万円前後で購入できるなんて、俺が自転車メーカーだったら逃げだしてるレベルです。ブランドのネームバリューがまだまだなのが弱点かな?

購入した時の記事もひっそりと置いておきますので、よかったらご覧ください。
これ:http://www.trackcycling.tokyo/2018/01/rollingstonefinder.html


ここまで長々と色々なことを書き連ねましたが、何より神宮でのレースが楽しかったので満足です。大勢の観客がいらっしゃって、盛り上がっている中でレースを出来るというのは選手にとって一番幸せなことだなぁと思いました。

最後になりますが、サポートや応援をしてくださった皆様、写真を撮ってくださった皆様、本当にありがとうございました。


次戦は2週間後の渡良瀬TTになります。先輩から秘密兵器を貸して頂いたので、期待を裏切らないようにしっかりやっていきたいと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。ではでは!


(実は神宮クリテのKOM持ってるんすよ)

0 件のコメント :

コメントを投稿