タイトルにもある通り、SMPのT4さんです。
トラックで使ってるアンカーTR9に付けるために購入しました。
今までのサドル事情の話をしますと、高校時代から今の今までトラックのサドルはフィジークのアンタレスを使っていました。
私の時代は50×15制限が解除され、トラックでも大きいギアをかける人が出始めてきたくらいの変遷期真っ只中。しかしギアを踏めない&回転力に自信があった(…?)のとで47×14でインハイからなんやらを全部走ってました。回転力フル活用の追い込みでごっつあんなだれ込みゴールを多用していたので、
ホールド感の無い≒ぶん回しやすい(多分)
ただ、大学に入ってからはレーススピードが冗談抜きで3段階くらい上がって、48×14重くて踏めないわ~~とか言ってた私が50×14を踏んでます…(;´・ω・)。んでまあ大ギアを踏むようになると、私はホールド感の無いサドルだとケツの位置が決まらなくて綺麗に踏み切れなくなってしまってました。(多分相性の問題なのでイケる人はフラットなサドルでも全然踏めます。)
そして何より、ロードでSMPのコンポジットを6年使っているのもあって、穴空きでない座面がフラットなサドルだと大切な部分と尿道が圧迫されて痛みでレースどころじゃなくなっちゃってたんですよね。痛すぎてケツの位置ウネウネずらしながら走ってた個抜きなんかはもうそれはそれは……。
てな感じで、流石に痛みで100%の力を発揮出来ないのと、本当に色々な意味で将来が心配になるのはマズいということで、「前乗り&固定が出来て尚且つ穴あきのサドル」を探すことにしたわけです。
TTTあたりの記事で書いた記憶があるのですが、当初は新しく出たシマノPROのステルスのサドルを購入する予定でした。先端の座面の幅が広く(たしか142mm程)、大きな穴が開いており尚且つショートなサドルだったので、私にとっては理想のサドルの一つでした。
しかし、大人気過ぎた?or入荷数が少なかった?のか、注文当時6月入荷予定であったのが6月末になっても入荷せず、7月の頭に行われた全日本学生トラックに間に合わなかったのでキャンセルしてしまいました。
そして次に候補に挙がったのが、今回購入したSMPのT4です。
長い間、SMPの短いサドルはChronoしかラインナップにありませんでした。
通常のCompositが263mm、Formaが273mmであるのに対し、Chronoは250mmとかなりの前乗り(というかケツの位置が前に出る)ポジションを取れる仕様になっています。ただまあ一度Compositをピストに付けて乗った時に、丸ハン使ってる時はしっくり来たのですが、TTポジションを取った時にパッドが無いのが仇となって激痛が走ったので選択肢からは除外していました。
そんな傍ら、出会ったのがSMPのTシリーズ。恐らくここ1年ちょっとくらいで出て来たんですかね…?本国サイトにはT1~T5までラインナップにあるのですが、日本に入ってきているのは恐らくT3とT4のみ。
私はその中からT4をチョイスしました。T4の方がT3よりも座骨の幅が大きい人向けみたいですね。私は前乗りの安定感が兎に角欲しかったのと、穴を確保しつつ接地面積を増やして圧力を減らしたかったのと、そしてなにより私が購入した時はT4が安かったのでT4にしました。
んでまあ初めて乗った時はもう
「何これふわっふわ………」
あまりにやわらかいのでホールド感薄いのではと思っていたのですが、実際にはそのふわふわな感じが最高でした。パッドが厚くてもSMP独特のホールド感のある形状は健在で、しっかりお尻を固定して踏み抜くことができました。このサドルで個抜きを走るのが楽しみで仕方ないですね。次こそはA基準を…!
ロードのTTTの前にこのサドルを用意できていれば軽く30秒は縮められただろうに…と後悔しています。
まあ何はともあれ、トラックもロードもSMPとなり、SMP信者としてあるべき姿に慣れたのかなと思います。(?)
永遠に座っていられるのではと錯覚するくらいホールド感が高いサドルなので是非一度試してみてください。私のロードに跨った人は決まってSMPのサドルについて、「ほぉお…」とか「あぁ…n」とか「ヤベぇ」とか言うので、座ってみて初めてビックリするサドルだと思います。
ポジション決まるまでは股ズレ多発したりするのでそこだけ注意ですが…
以上、SMP信者による布教記事でした。
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